SORACOM Air使ってみた
SORACOM Airを使ってみましたので、軽くレポートします。
サービス内容は以下のリンクを参照してください。メインターゲットはIoTです。スマホでも使えます。
メインターゲットをIoT向けとするための特徴は以下のようなものがあります。
- ダウンロード方向よりアップロード方向の方がバイト単価が安い。
- 昼間より夜間の方がバイト単価が安い。
- 様々なAPIを備え、SIMの管理やサービス設定の操作を自動化・一括化しやすい。
他にも、AWS上にEPCという通信装置を構築してNTTドコモと接続していたりと、かなり尖ったサービスです。期待している人も多いですね。
ただ、今はメガキャリアやMVNOとの棲み分けが見事に実現できていると思いますが、今後レッドオーシャン化すると見込まれるIoT通信市場に飛び込んだということで一抹の不安もあったりします。
少し前置きが長くなりましたが、使用レポートです。実際に使えるまでの設定などがほぼユーザコンソールのみで完結するため、使うまでのハードルが非常に低いです。
- SIM登録(IMSI、パスコードの入力)
- 利用プランの選択
- サービス状態の変更(準備完了→使用中)
- APN設定(ここだけは利用しているスマホでの作業です)
これだけで使えるようになります。
スマホで使うのに最低限の速度プランを選ぶとすると、昼間のダウンロードで1MBあたり0.7円という料金設定です。IoTで使うとなるともっと速度が遅くても良く、夜間の通信のみという条件で1MBあたり0.2円です。
通信量に応じた料金以外にも、1日5円~10円(サービス状態に応じて基本料金も変化)の基本料金がかかります。あとSMSは基本料金/従量料金の共に別料金です。
そして、解約もユーザコンソールでできちゃいます。解約APIも用意されていますので契約しているSIMがある限り解約APIをたたき放題です^^
下手したらショップに行く必要のあるメガキャリアの解約処理と比較すると驚異的ですねぇ。
使用感なんかは全く問題ないです。というか最高だと思います。
IoT向け通信の世界でデフォルトスタンダードの地位を確保するためにはデバイスベンダとの連携など、仲間作りとかが重要だと思います。
この領域、今後どうなって行くんでしょうか?