WebAssemblyの実装を主要ブラウザベンダが時期を揃えて発表
2016年3月にWebAssemblyのテスト実装が相次いで発表されました。
GoogleのV8、MozillaのFirefox、MicrosoftのEdgeです。
2015年6月に上記の3社やW3CがWebAssemblyのサポートを表明していましたが、それらを実際に実装したものが現れ始めました。
Javascriptの世界では、「Javascript PC Emulator (通称:jslinux)」とか「OS.js」といったブラウザ上で動作する変態OSが作られていたりしましたが、これをもっと汎用的にしてJavascript以外にも広げたイメージでしょうか。
WebAssemblyであれば、ブラウザの上で、Javascript以外で書かれたOSも動くだろうと思いますし、いろんなアプリケーションも動くのでしょう。今までよりさらにブラウザがプラットフォームに近づきました。
ブラウザさえあればどこでも自分のマシンをロードできるようになる、ということだと思います。
もはやOSの上にブラウザというアプリケーションがあって、Webアプリはさらにその上で動くという従来のスタックの考え方は意味を為さないのかもしれません。
昔はブラウザという単体のアプリケーションがあったんだよという日が来るのかも。
あと、WebAssemblyができたからと言って、Javascriptが無くなるということはないと思いますが、地位は下がりそうですね。プログラマは今の内にスキルのポートフォリオを見直しておくと良さそうです。