WebAssembly、試験的実装(Minimum Viable Product:MVP)を発表
またWebAssemblyが歩みを一歩進めました。
これまでにも何回かGoogle,Mozilla,Microsoftが歩調を合わせて開発開始やテスト実装などを発表していましたが、今回も2016/10/31に各ブラウザベンダが歩調を合わせての発表です。
この「歩調を合わせての発表」という事実だけでもこれまでにはほぼ無かったような動きですし、WebAssemblyへの順調さが伺えます。また、機能への期待値が高まります。
2017年第一四半期にプレビュー公開を予定しているとのことで、あと数か月です。
WebAssembly、何が変わるんでしょうか? 思いつくものをつらつらと。
- ネイティブアプリとWebアプリの比較論争の復活(もはや比較に意味があるのか?)
- 「WebAssemblyアプリ」マーケットプレイスの主導権争い
- PCやスマホで、ブラウザを常時起動しているような使い方が増える
- セキュリティ屋さんのビジネス領域の拡大
- スマホ通信データ量の爆増
- スマホアプリ戦争におけるOS差異の無意味化
- インストール版ゲームのブラウザゲーム化
- Cプログラマの復権(ほかの言語のWebAssemblyへのコンパイラが出るまで)
最近のITワードにはめずらしく、IoTという世界には関係ないかも知れません。
とにかく今から楽しみです。