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Web高速化プロトコルQUICのInternet-Draft(I-D)が公表

GoogleがQUICへの本格的な取り組みを発表 -QUICが生まれた背景- - Webinar

 

こちらの記事で、GoogleのQUIC(Quick UDP Internet Connections)への取り組みを紹介していましたが、2015年6月17日に、そのGoogleのメンバーからQUIC仕様のインターネットドラフトが公表されました。

 

draft-tsvwg-quic-protocol-00 - QUIC: A UDP-Based Secure and Reliable Transport for HTTP/2

 

インターネットドラフト(Internet Draft:I-D)とは、一般的にはRFC化に向けた議論の土台となる版の仕様書です。土台といっても、これをベースにRFC化されることが決まったわけではなく、どのようなプロトコルをベースにするのか?さえも議論対象として議論が進んでいきます。

HTTP/2だと、最初のインターネットドラフト公表からRFCになるまでに2年半ほど掛かりました。HTTP/2はかなりスムーズにRFC化が進んだ方だと思いますので、QUICがどのくらいの期間を経てRFCになるのか、それともRFCにならないのか、それ自体にも注目です。

 

I-Dの題名にもあるように、QUICは、1.HTTP/2のための、2.UDPベースで、3.セキュアで、4.信頼性のある、5.トランスポート層プロトコル、です。

高速化に限界の見えてきたTCPを代替することを目指し、TCPUDPのいいとこどりをしています。

もちろんWebのセキュア化の流れにも準じているはずです。

 

GoogleはQUICについて、数年の間、詳しい仕様を公開せずにChromeと自サーバ間の通信の一部で使って実験を進めてきましたが、ここに来てRFC化を目指すことなどを発表し、本格的に広めることを目標にした動きを始めています。

 

これらの動きやプロトコル自体の進化、どのように効果が認められてどのように広まっていくのかなど、様々な観点を持って今後の動向を見ていきたいと思います。